フィリピン・マニラ旅行
アングラタウン・マニラ
旅に出かけたくてどうしょうもないノリさんとべんちゃん、インドを経験してしてからと言うもの刺激が欲しくて欲しくてたまらなくなってしまった。
どこか近場で刺激的な場所はどこだろうか?
適当に調べた結果、フィリピンのマニラが候補に上がった。このマニラと言う地名を聞くと、たいていの日本人はだいたい二種類の反応を示すみたい。
一つは「危険な所らしいよ、拉致されたり、恐喝されたり、ホールドアップされたりするらしいよ」
ってな感じに、日本人が被害にあう危険地帯というイメージ。
もう一つは「ヒヒヒ、やっぱアレすか?アレ。」
こんな無気味な笑みでこそこそ話をする人。どうやら日本に出稼ぎに来ているフィリピーナ達とどうこうある日本人は多いイメージが強いみたいだ。まあ、どっちにしろアングラな雰囲気がプンプンにただよってくるニコニコプンな場所らしい。しかもマニラには巨大スラム街トンドが存在する、なんでもスモーキーマウンテンと呼ばれる山があるという、それはゴミが積み重なってできた山でいつも得体の知れない煙りを吹き出しているらしい。
熱帯のアングラタウン・マニラちょっとヤバそうなトコロだぜ、俺達のニーズにはピッタリじゃないのか!?。
マニラ行きの飛行機で、、、
そんなこんなで、マニラ行きの飛行機に乗り込んだノリさんとべんちゃん。
激安チケットの為にマニラ到着時刻は11時過ぎになる、こんな時間帯では空港から出て来た日本人をまともな料金で乗せていってくれるタクシーは無いに等しい。どうしたもんだろうか?
ああだこうだと機内で話し合っていると、隣に座っていた日本人のおじさんが話し掛けて来た。
「君たちはどこまで行くんだ?」
「あっマニラですエルミタあたりに行くつもりですけど」
「そうか、俺はフィリピンに友達がいるんだよ、よかったら途中までタクシーで行こうか?」
「まっマジすか!!是非」
ひょんな事で、ラッキーな展開になったノリさんとべんちゃん
やがて、飛行機はニイノ・フィリピン国際空港に到着した。
空港に出迎えてくれたのはラニーと言う名の女性であった
「ナイスチューミーチュー」
「あっ初めまして」
「あれっ?日本語しゃべれんの!」
ラニーは完璧な日本語をしゃべる小麦色の肌のスラリとした人であった。
「あそこのタクシーは危ないから、こっちに来て」
やはり、ジモティーがいると心強い。
4人はタクシー乗りこんでメトロマニラを目指した。
「どこから来たの?」とラニーが聞いてくる
「東京だよ」「東京のどこ?」「江東区だけど」「あーあそこ」
「え〜〜知ってるの?」
「どうしてフィリピンに来たの?」
「用なんかないさ、あてのない旅だよ」
「なんか猿岩石みたい」
「え〜〜なんで猿岩石を知ってるの?」
俺達の大きいリアクションにラニーはウケテいる
「今日はみんなでうちに泊まってって」
「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜マジっすか〜〜」大きいリアクションに再び笑い。
「汚い所だけど、それでいいなら‥」
「俺達、どんな所でも寝れますから!!」
タクシーで到着した場所はマカティー市内であった、ラニーの家まで来ると、そこにはビックリする事が待ちうけていた。俺達はいったいどんなスラム街に行くんだろうとばかり思っていたのだが(失礼)着いた家は、とっても高級なお家でございました。二階建ての一軒家で、床などはナント!大理石で造られている、家具もおしゃれな物がそろい、電化製品もすべてそろっていた。「ウッソ〜〜〜〜〜〜!!」いちいちうるさいノリさんとべんちゃんであった。その豪邸にはラニーの他にも二人の妹がすんでいる、俺達は紅茶をいただいて談笑したあと、二階の部屋に案内されて眠りについた。
なんだか初っぱなから凄い展開になったな〜〜〜。
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